フィギュアスケートの演技に欠かせないもの、それは音楽。
選曲は演技の印象・流れをも左右する重要なものです。
「あ、この曲好き!」から入ってその選手・演技を好きになる事もきっとあるかと思います。
ただし選手の演技時間は限られている。限られた時間内で編集し、その中で演技要素をこなしていかにうまく曲と調和させるか。
我々が普段深く考えないで見ている裏では大変な苦労があることでしょう。
それでも「なんでこんなブツ切れの編集なんだよー!」なんて言いたくなるケースもやっぱりあったりするのですが。
さて、フィギュアスケートでよく使われる事が多いこの曲、ラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第二番を3回にわたってお送りします。
今回はその中でもおそらく最も使用されてると思われる第1楽章。
記憶に新しいところでは、トリノ五輪で高橋大ちゃんとすぐりんがフリーで使用していましたね。(中盤に第2楽章も混ざってます。)
さっそくですので、この第1楽章で滑った選手をまとめた動画を見ていただきましょう。ポチっとな。
Figure Skating "Rachmaninov" Piano Concerto No. 2
わかりましたでしょうか。
ほぼ同じ曲のところを使ったのですが、ストレートラインステップから最後の盛り上がりでスピンでフィニッシュ!の流れ。見事にほぼ同じ構成です。
トリノ五輪の時期だと記憶しているのですが、TV番組で「村主選手と高橋選手が同じ曲で滑るんですね」と聞かれた稔が、
「この曲はフィギュアでは定番ですから。日本人の演歌の十八番みたいなもん」
みたいな事を言ってました。
録画してなかったのかその動画は見つからないのですが、確かにそれに近い事は言ってました。
では動画の中身を軽く説明。
・・・おや?
0:52あたりからの画面右で、ストレートラインステップに入っていくサーシャに
「行けーーーっ!」と激を飛ばすふくよかな女性。
どこかで見たような・・・

中村ピロコさん!
あ、違った。

タラソワおばちゃん!
「ハ○ス・ザ・カリーおいしいわよ。あなた達もお食べなさい!」
というわけで、強引な持って行き方なのはいつもの事、ここでピロコ様の歴史に残る迷演奏をお送りしましょう。
ハッキリいってコメントがおバカちゃんばっかりで酷いんですが、演奏も酷いんです。(あわわっ)
これをネタとして楽しめる・我慢できる人だけお聴きください。
ピロコ様独自の解釈でアレンジしてお弾きになってます。物凄い破壊力です。
鍵盤叩き壊すのかってくらいの勢いです。
音量が小さいのでボリュームを上げてお聴きください。
腹抱えて大笑いするか、怒りがこみ上げてくるか、どっちかでしょう。
では覚悟を決めてドゾー。
ピアノ協奏曲 第2番 第1楽章(ラフマニノフ N響@準メルクル pn:中村紘子)
・・・これで入場料取ってるってんだからスゴイや。
「ママー、第二番ってこんな曲だったっけ?」

- ラフマニノフピアノ協奏曲第二番を聴き比べ検証してみた その1
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音楽のことは、全くわからなくて(恥)、ラフマニノフも第一楽章なのか第二楽章なのかよくわかならいほどのホントヒドイもんなんです、アタシ。
返信削除ま、恥はかき捨て世は情け。
ラフマニノフと言えばフミエさんのが好きですね。フミエさんはピアノの繊細な音色を上手にひろって表現するのがうまいなーと。
「もう足動かない!」って信夫先生の胸に飛び込んで行くんですよね、この後。泣けます。
デニス・テンくんのもよかったですね。軽やかなジャンプが良くあってたと思います。
う、このコメント笑う要素がない(-_-;)・・・
��みやすけ様
返信削除大丈夫大丈夫、ピロコ様の演奏を聴いたらもっとわからなくなるから。(え!?)
この動画のつべに来たコメントで
「これは○○指揮の○○ピアノ○○オケで・・・」
って書いてきた人がいて、マニアな人にはわかるんだなー凄いなーと感心しました。
確かに同じ曲でも指揮者オーケストラでまるで違う曲に聴こえる事はあるんですが。
この記事、誰からもコメントつかないかと思ってました。
これから2回続く予定なのにどうしたものかとちょっと凹んでました・・・
ありがとうみやすけ様~!
この場を借りまして・・・
いつも記事を読んでくださってる皆様、ありがとうございます。
初めての方も遠慮なく気軽にコメントくださると大変嬉しいです。
そのコメントからさらに話題が広がっていくのが楽しいですし、
それも含めての記事だと思っています。
案外さびしんぼうなの、RQって。
というわけでこれからもこんな調子でやっていきますのでよろしくねん^^
はじめまして!
返信削除never様の所におじゃま致しております、おしまと申します。
本日再びnever様の所にコメント残させていただきましたが、苺たちのビデオの件確認してみます。
��おしま様
返信削除ようこそいらっしゃいませ!
ここでは初めてですね。
never様のところで稔のドラマを記事に取り上げていただいたご縁で、何か扉が開きそうでワクワクしております^^
私よりもあのドラマについてはよくご存知なのでこれからもなにとぞよろしくお願いします!
当ブログではまだあの「胸さわぐ苺たち」は記事にしておりません。
が、それも含め稔記事はこれから当然徐々に増える予定です。
あ、どんな記事の時でもお構いなくこれからも気軽に遊びに来てくださいませ。
ありがとうございます。
初めまして。
返信削除ぴろこ様の演奏を聞かせていただいたので
なにか言い残さないといけないかしらと
思って書き込んでいます。
聞けてよかったです。いやぁすごかった。
ありがとうございました。
フィギュアの映像もありがとうございます。
このころすぐりんが本当に好きでした。
前年の日本選手権を観に行ったときの
まわりの観客のしーちゃん好きっぷりに
めげた記憶があります。
それはともかくラフマニノフの2番は
いいですね(*^_^*)
��きみえ様
返信削除ようこそいらっしゃいませませ!
前年の全日本というとトリノ五輪選考会ではなくてさらにその前の年ってことでしょうか?
荒川さんがフリー棄権した時の?
世界選手権、オリンピックの代表権がかかった試合というのは独特の緊張感があるのでしょうね。
私だったら握り拳の中ずっと汗かいてそうです。
ラフマニ2番の元の曲はこんなだよー、っていう動画を貼ろうと思ったら「普通の人」はもっと名演奏(あわわっ)の動画を選ぶでしょう。
私はやっぱり普通じゃないのでピロコ様を選びました。(あわわわわっ)
この演奏、放送時に見てたんです。N饗アワー。
記事の中で
「腹抱えて大笑いするか、怒りがこみ上げてくるか、どっちかでしょう」
と書きましたが、私は後者でした。
「ふざけんな!」と。録画即効消しましたもん。
まだまだ修行が足りませんでした。ええ。
怒りの峠を乗り越えればこんなにも笑えるネタになる、いい勉強になりました。
今、腹抱えて大笑いしてますもん。
いったい私は何の修行をしているのでしょう?
これに懲りずにまた遊びにいらしてください^^
RQ様、はじめまして。
返信削除実は私、パソコンを持っていないのでケータイからおジャマしておりまして…、動画を見ることができません(泣)。
でもみどり世代のフィギュアファンと致しましては、例え動画が見られなくともRQ様のブログを読まずにはいられません!
そんな訳で、オリンピック直前に後半を第1番から第2番第3楽章に変更したみどりちゃんの記事を、楽しみにお待ちしておりますわ。
リッポン選手は今シーズンこの曲のどこを使ってくるか、JOでチェックして来ます!
��まーご様
返信削除ようこそようこそです^^
私の記事はほとんどが動画を見ていただいてるのを前提で書いちゃってますから逆に申し訳ない気持ちになってしまいますが、どこかでパソコンを見る機会があったらまた思い出して見てやってくださいね。
記事の内容から想像力を働かせるのもなかなかいいものかもしれません。
ということは・・・ピロコ様の迷演奏も聴けないのですね。それは残念。
ぜひ一度は聴いて腹抱えて笑っていただきたいものです。
リッポンは今シーズンはこの曲なのですか。
「またこの曲?」と思われても選手にとっては初なわけですから自分なりの解釈で表現してもらいたいものです。
タノジャンプも楽しみですねぇ。
・・・おっと、もう次を予測されてますね。さすがみどり世代!
だけどそれはまだどうなるかはわかりませんよ、おほほ。
記事を見てのお楽しみにってことで。
はじめまして。
返信削除いつも楽しく拝見しています。
この演奏、本当にヒドイですねぇ!
最初から最後まで不貞腐れ感一杯の、何とも言えない演奏です(苦笑)
動画の中のコメントにありましたけど、「のだめ」や「千秋」の方が、ずっと上手い(爆)
パソで見ている(聴いている)から、まだ笑えますけど、チケット代払って会場で聴いたら、本当に腹が立ってしまうと思います。
美人演奏家で鳴らしただけに、すっかり老醜を晒している感じで、哀れですね。
��茜様
返信削除ようこそおいでくださいました^^
このピロコ様の演奏、なんで録画してたんだっけなーって考えたら、「フィギュアスケートでこの曲を使った選手の特集」があると事前に知ったからだったと思い出しました。
で、肝心の特集は確かN杯のすぐりんのストレートラインステップ~フィニッシュ高速スピンを映してちょっとコメント加えただけの短い特集でした。
やっぱり正規のお金を払って聴きに行った観客に対しては失礼な演奏と言わざるをえませんねぇ。
素人でもミスタッチを強引にごまかして鍵盤叩きつけてるってわかっちゃいますもん。(あわわっ)
最近のセーフティ地帯さんの揉め事のニュースが頭をよぎりましたが、お金だけの問題ではないんですよね。
「聴いてくれる・支持してくれるファンあってのコンサート」である事をまるでわかってないんですもの。
ご自分の演奏・腕にプライドを持ってこれまでの地位を築き上げてきた人なら、自らその誇りを砕くような事をするなんてあってはならない事なのではないかと。
その「ブランド」だけで客を呼んでも中身が伴ってなければ客の心は離れていくだけ。
・・・きゃっ、ついつい偉そうに語っちゃった!
すっかりピロコ様が話題を独占!(自分で貼ったくせにw)
もうちょっとだけピロコ様の迷演奏にお付き合いくださいませ。ネタとして。
このラフマニ2番第1楽章は使用する選手が多く、上の動画も自分が作った中ではお気に入りの部類なんです。
フィギュアスケートと相性がよいのでしょうね。
まだまだいろんな選手の演技で見てみたいものです。
RQ様、こんばんは。
返信削除随分と時間が経ってからのコメント、失礼いたします~。
りっぽんぽんのラフマニノフは、すぐりんバージョンでしたね。(「チッ!…またかよ!!」と舌打ちした、心のせまい私)
そしてやっぱりウィルソンプロ、滑っている途中あっちにもこっちにも、「あれっ?バトルだっけ??」というポーズが…。
物足りないわ~、アッサリし過ぎで味がしないわ~。
スパイスにピロコのカレー……じゃなくて、演奏を使うのはいかがかしら!?
ルディはどう思う?
ラフマニノフの音楽の表現って、あなたのキャラのようにもっと濃厚なものよね!
ちょっとあの若造にアドバイスしてちょーだい!
そうそう、JOの技術審判には、スコット・デイヴィスが来ていたわ♪
でも…近頃の若いもんは、彼を知らないのね。
あまりにノーリアクションだったから、アタシ泣いちゃいそうになったわ。
まーごさん、今日はアタシがあなたのお相手よ。
返信削除っていうかアタシをご指名のようだったから我慢できなくてRQの静止を振り払って出てきたわ!
昨晩アタシ、みどろさんのブログのりっぽんぽんラフマニ記事にコメントしてきたばかりよぉ。
それ知ってて書いてるのかと思ったわよ!
http://anekoda.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-67a1.html
アナタが書いてる事ほとんどアタシが書いてるんだもの。ビックリよ!
3連続タノジャンプはやりすぎよね、いくらなんでも。
メインディッシュばかり出されても胸焼け起こすわ。
肉とサラダとスープをバランスよく食べなきゃ。
アタシが言いたい事わかるわよね?
でも全体的に薄味なのよね。繋ぎが物足りないの。
この名曲に助けられてる感があるのよ。
曲の編集も途中とんでもないブツ切りがあってビックリしたわ。
まあね、シーズン始まったばかりだし、これから味付けされて美味しく仕上がる事を楽しみにしてるわ。
あ、言っとくけどこの子はアタシの好みじゃないわ。
アタシ、ダイスケみたいなコッテリした子が好みだから。
・・・・・やぁだぁ~~~!!言わせないでよぉ!!
ところで・・・スコット・デービス!懐かしいじゃないのぉ。
アタシとゲイを・・・じゃなかった、芸を競った相手ですもの。
彼とはアタシが全米チャンプになった時にいろいろあってね。
それはいずれRQが記事にすると思うわ。楽しみにしてて頂戴ね。
彼もギラギラした濃い顔つきだったわ。
りっぽんぽんは今からでも音源をピロコバージョンに差し替える事をぜひお勧めするわ。
そうすれば審判にも観客にも与えるインパクトは物凄いわよきっと。
でもそれから後の事はアタシは知ったこっちゃないけどね、うふっ。