2010-10-09

クリスタルアイスの仮面 第11話「きっかけ 3」






左脳先輩、お疲れ様です!
どうしたんですか?顔、赤いですよ。




「おお、出がらし君か。
 なんでもないよ。優勝おめでとう。」



「ありがとうございます、先輩。
 ところで…さっきのあの小さい子、見ました?
 いやぁ~、あの子が男じゃなくて本当によかったですよ!!
 あの子、末恐ろしいですね。
 きっとあっという間に世界のトップにいきますよ。」



「ああ…そうだな。きっとそうだろうな…」




ふうぅ…俺ともあろうものが、理性を失ってあんな小さな子の演技にすっかり魅了されてしまうとは… 
あのショーの後の野外ステージ、俺がやったバク転だけはできないから一生懸命でんぐり返りしてたっけな。
はは…。 ……あんなところに花屋が




 




「ミドリちゃーん、お疲れ様ー!」

「よかったわー。あなたの演技が一番盛り上がっていたわよ。」


「テヘッ、ミドリよくわかんなーい。ポリポリ」


「ま、こうしていると本当に普通の子ね。」



「ちわーっす、
 北島ミドリさんはこちらにおいでですかー?
 お届けものでーす。」



「うわー、おっきなお花!! …あ、カードが添えてある。

 “今日のあなたの演技、素敵でした。
  またあなたが滑るのを楽しみにしています”

 …だって!!」



「すごいわね、ミドリ。
 もうファンがつくなんて。よかったわね。」



「はい、先生!うれしい!
 このお花、珍しい色がいっぱいで…
 子供のミドリにはちょっと苦手な匂いかな。
 でもとってもキレイなお花。」



「そうね…
 まるで居酒屋の開店祝いの花輪のような…
 随分個性的なセンスね。」



NewJPEGImage.jpg



「じゃ、ミドリ決めた!
 このお花の贈り主の事、“村さ来のバラのひと”って呼んじゃう!」



えええええええ!!
 いいの?そんなテキトーな名前で!」



「いいのいいの。こまけーことは気にしないもん!
 ああ、村さ来のバラのひと
 これからも私を見守ってください…」







(やっぱりこの子只者じゃないわ… 
ふふふ)





(つづく)


この物語はフィクションです。 
実在の人物、地名、団体名等と似てる気がしても気のせいです。



連載はじめます、夏。
第1話「運命の出会い」
第2話「運命の鍵 1」
第3話「運命の鍵 2」
第4話「運命の扉 1」
第5話「運命の扉 2」
第6話「千の技を持つ少女」
第7話「見えない翼 1」
第8話「見えない翼 2」
第9話「きっかけ 1」
第10話「きっかけ 2」
第11話「きっかけ 3」
第12話「炎の階段 1」
第13話「炎の階段 2」
第14話「試練 1」
第15話「試練 2」
第16話「氷上あらし 1」
第17話「氷上あらし 2」
第18話「氷上あらし 3」
第19話「氷上あらし 4」
第20話「試練 番外編」



4 件のコメント :
  1. ごぶさたしちゃってごめんなさい。みどろです。
    ちょっと忙しかったのれす。
    に、しても面白すぎるじゃないですかっ。
    「村さ来のバラの人」って、、、キーボード叩いて笑った。
    「いよいよあの人登場…?」に
    「まさか亜弓さんが…?」と思っていたら!!
    「出がらし」さん~~~!!!爆爆爆

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  2. ○ガラシさんってこんな顔してたんですね・・・。

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  3. ありしあ2010/10/11 12:31

    こんにちは~♪いつも「クリスタルアイスの仮面」楽しみにしています♪ 
    いつもおもしろいので、ちょっと短いのが不満だったり^^?
    特に今回の「村さ来のバラの人」には爆笑!!!
    そう来たか!って思いました(笑)
    おまけにこの画像!!!
    おかしすぎ(爆)
    続き、待ってま~す♪

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  4. お花の色合いにびっくりしました!さすが居酒屋センスですね。
    ところで、45巻入手しましたが、欲求不満になりそうです(涙)。クリかめで思いっきりはじけたいので、続きをどんどんよろしくお願いします♪

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