2011-02-04

クリスタルアイスの仮面 第17話「氷上あらし 2」



「いいかい、君は
 “主役のネズミーに内緒のプレゼントを渡してネズミーを驚かす甥っ子”
 そういった役どころだ。
 出番は少ないが物語の鍵となる重要な役割だ。
 しっかりやってくれたまえよ。」
 


「はい!わかりました!」






みてらっしゃい、
赤っ恥かいて二度と氷の上に立てないようにしてやるわ…!



  


 ショー本番当日。


NOI_R.jpg
            (イメージ画像)


「おーい、この子が持っていくプレゼントの箱、どこいったんだ!?」

「あれがないと話が進まないじゃないか!!」

「えー?確かにさっきまでここに置いてあったんですけどぉ」

「あ、これじゃないか?なんでさっきと違う場所に置いてあるんだよ」

「まあまあ、とにかくあったんだから。
 さ、君。コレを持っていくんだ。もうすぐ出番だよ!」



(村さ来のバラのひと、私頑張ります…
 見守っていてください。)


「さぁ君の出番だ、しっかりな。」


「…はい!」






「やぁ、ハハッ、ミドリーマウスじゃないか。ここ最近姿を見せないと思ったら。
 今日は僕にどんな用だい?
 お小遣いならあげないよ、ハハッ」



※ 説明しよう。
  中の人は台詞を喋れないので
  天から声が降ってくるのである。
(ナレーション 富山敬)



「今日はそんな事でここに来たんじゃないよ。
 おじさん、目を閉じてゆっくり10数えてくれる?」


「なんだいいきなり。ハハッ わかったよ。い~ち…」





「よーし、いい調子だぞ。
 ここで目をつぶって座っているネズミーマウスのテーブルの上に
 隠し持っていたプレゼントをそっと置いて
 ネズミーマウスを驚かせるって段取りだ。
 …ん、なんだ?箱からなんか煙みたいなものが…!!」



(え?
 この箱を持っていってって渡されたけどなんで白い煙が出て…
 うわっ! ゴホゴホッ!!
 頭の隙間から煙が… 煙いよぉぉ!)


 ゲホゲホッ!! あせあせ(飛び散る汗)ダッシュ(走り出すさま) ダッシュ(走り出すさま) ダッシュ(走り出すさま)



その瞬間、白い煙とともに
ミドリーマウスの頭が氷上の上にゴロンと転がっていった!!







ゴロン・・・

(イメージ画像)


(しまった…!!)



「うわああぁぁぁ!
 あの子やっちまったあぁぁ!」あせあせ(飛び散る汗)



一瞬にして会場が凍りついた。





あはは、いい気味!
さっきそっと箱の中身をすり替えておいたのよ。
ショーは生もの、
こんな業界最大のタブーをおかしては
もう二度と滑ることなんかできないわ!



ざわざわざわ…



(つづく)




この物語はフィクションです。 
実在の人物、地名、団体名等と似てる気がしても気のせいです。



連載はじめます、夏。
第1話「運命の出会い」
第2話「運命の鍵 1」
第3話「運命の鍵 2」
第4話「運命の扉 1」
第5話「運命の扉 2」
第6話「千の技を持つ少女」
第7話「見えない翼 1」
第8話「見えない翼 2」
第9話「きっかけ 1」
第10話「きっかけ 2」
第11話「きっかけ 3」
第12話「炎の階段 1」
第13話「炎の階段 2」
第14話「試練 1」
第15話「試練 2」
第16話「氷上あらし 1」
第17話「氷上あらし 2」
第18話「氷上あらし 3」
第19話「氷上あらし 4」
第20話「試練 番外編」



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