2013-09-10

ラフマニノフピアノ協奏曲第二番の冒頭を聴き比べしてみた その2


【前回の記事】
 ラフマニノフピアノ協奏曲第二番の冒頭を聴き比べしてみた その1


前回のラフマニノフピアノ協奏曲第二番の冒頭を聴き比べしてみた その1 ではレコーディングされた様々な音源の聴き比べ動画を見て聴いてもらいました。
今回は冒頭部分の演奏映像を動画にまとめたものを見てもらいます。



ピアノ協奏曲第2番 (ラフマニノフ) - Wikipedia

第1楽章
モデラート、ハ短調、2分の2拍子、ソナタ形式。ピアノが鐘の響きを模した暗く荘重な和音を弾く序奏で始まり、主部は男性的な第1主題と、感傷的な第2主題によるソナタ形式で書かれている。再現部は行進曲風のリズムの上に弦楽器によって両主題が呼び戻される。コーダは懐旧的な雰囲気が醸し出される中、最後は力強く閉じられる。



まずは動画、
Rachmaninov Piano Concerto No.2 Op.18-1: Comparison between 15 different performances(Movie) をご覧ください。
この動画を元に話を進めていきます。




ニコニコ動画版

ニコ動版はYouTubeと動画の中身は同じですが、ニコ動の制限に合わせてエンコードし直しているので画質音質ともにやや下回ったものになっています。
こちらは各ピアニスト・指揮者・オーケストラ名を投稿者コメントで動画下部に日本語で表示させましたので、それぞれ見やすい方聴きやすい方を選んでご覧ください。



クラシック音楽資料館 ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第2番ハ短調
クラシック音楽の演奏家一覧 - Wikipedia
極上クラシック - YouTubeで動画を検索・視聴(試聴)
クラシック音楽人名辞典 フリー素材
総合資料室/一世による歴史的ピアニスト紹介


※ 各ピアニスト名の終りに付けたタイムは上記の17ピアニスト20種類の演奏動画の中での再生時間です。そのタイムからYouTubeの動画再生が始まるようリンクさせてあります。



1. ヴァン・クライバーン(Van Cliburn、1934年7月12日 - 2013年2月27日)
  アメリカ合衆国のピアニスト。
 (00'10"~01'41")
 ヴァン・クライバーン (Pf)
 演奏: モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮: キリル・コンドラシン
 1972年
Van Cliburn in Moscow 3 [DVD] [Import]




Van Cliburn in Moscow 3 [DVD]
[Import] (1972)



2. アレクシス・ワイセンベルク
 (Alexis Weissenberg, 1929年7月26日 - 2012年1月8日)
  ブルガリアのソフィア出身のピアニスト。
 (01'42"~03'11")
 アレクシス・ワイセンベルク (Pf)
 演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
 1973年
カラヤン・イン・コンサート [DVD]





カラヤン・イン・コンサート [DVD]


3. アンドレ・ワッツ(André Watts, 1946年6月20日 - )
  ドイツ生まれのアメリカのピアニスト。
 (03'12"~04'37")
 アンドレ・ワッツ (Pf)
 演奏: ニューヨーク・フィルハーモニック
 指揮: ズービン・メータ

4. アンドレイ・ガヴリーロフ(Andrei Gavrilov, 1955年9月21日 モスクワ - )
  ロシアのピアニスト。
 (04'38"~05'59")
 アンドレイ・ガヴリーロフ (Pf)
 演奏: ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮: ウラディミール・アシュケナージ

5. アレクセイ・スルタノフ
 (Alexei Sultanov, 1969年8月7日タシケント - 2005年6月30日フォートワース )
  旧ソ連出身のウズベク人ピアニスト。
 (06'00"~07'33")
 アレクセイ・スルタノフ (Pf)
 指揮: スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール
 1989年
Here to Make Music: 8th Van Cliburn Piano Comp [DVD] [Import]




Here to Make Music: 8th Van Cliburn Piano Comp
[DVD] [Import]


6. エフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin, 1971年10月10日 - )
  ロシアのピアニスト。
 (07'34"~09'05")
 エフゲニー・キーシン (Pf)
 演奏: BBC交響楽団
 指揮: アンドルー・デイヴィス
 2000年

7. アルカディ・ヴォロドス(Arcadi Volodos, 1972年2月24日 - )
  ロシアのピアニスト。
 (09'06"~10'27")
 アルカディ・ヴォロドス (Pf)
 演奏: ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 指揮: リッカルド・シャイー
 1997年

8. ジャン=フィリップ・コラール(Jean-Philippe Collard, 1948年1月27日 - )
  フランス人ピアニスト。
 (10'28"~11'45")
 ジャン=フィリップ・コラール (Pf)
 演奏: ビルケント交響楽団
 指揮: エミール・タバコフ

9. レイフ・オヴェ・アンスネス(Leif Ove Andsnes, 1970年4月7日 – )
  ノルウェーのピアニスト。
 (11'46"~13'07")
 レイフ・オヴェ・アンスネス (Pf)
 演奏: ローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団
 指揮: アントニオ・パッパーノ
 2007年

10. エレーヌ・グリモー(Helene Grimaud, 1969年11月7日 - )
  フランスのピアニスト。
 (13'08"~14'34")
 エレーヌ・グリモー (Pf)
 演奏: フィルハーモニア管弦楽団
 指揮: クラウディオ・アバド
 2008年

11. ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky, 1969年1月4日 - )
  モスクワ出身のロシアのピアニスト。
 (14'35"~16'03")
 ボリス・ベレゾフスキー (Pf)
 演奏: ウラル・フィル
 指揮: ドミトリー・リス

12. ラン・ラン(Lang Lang〔中国語 :郎朗〕, 1982年6月14日 - )
  中国遼寧省瀋陽出身のピアニスト。
 (16'04"~17'50")
 ラン・ラン (Pf)
 演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮: サイモン・ラトル
 2009年

13. デニス・マツーエフ
(Denis Matsuev, 1975年6月11日 - )
  ロシアのピアニスト。
 (17'51"~19'23")
 デニス・マツーエフ (Pf)
 演奏: オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 指揮: ヴァシリー・ペトレンコ
 2010年

14. 辻井伸行(つじい のぶゆき、Nobuyuki Tujii, 1988年9月13日 - )
 (19'24"~20'56")
 辻井伸行 (Pf)
 演奏: BBCフィルハーモニック
 指揮: ファンホ・メナ
 2013年

15. ニコライ・ルガンスキー
(Nikolai Lvovich Lugansky, 1972年4月26日 モスクワ - )
  ロシアのピアニスト。
 (20'57"~22'35")
 ニコライ・ルガンスキー (Pf)
 演奏: ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
 指揮: アントニ・ヴィト
 2011年



動画は15ピアニストによる演奏となっております。
他にも入れたかったピアニストの演奏はいくつかあったのですが、エンコードがうまくいかなかったり、動画が全楽章揃っていないものは断念、今回はこれ以上は飽和状態という事でご了承ください。

アレクセイ・スルタノフのヴァン・クライバーン国際コンクールの動画は元ファイルが左のみの小さい音声だったのですが、どうしてもこれを入れたかったので頑張って修正してはみましたが音割れもあり音質は良くはありません。

演奏動画に関しては元々の録画状況の違いもあるので、音質には多少目(耳)をつぶってそれぞれのピアニストの演奏スタイル・指揮者やオーケストラとの調和といった雰囲気を重点にして楽しんでもらえればいいかと思います。

尚、ソースによってバラつきがあった音量・画質をあちこち調節したため、多少の音割れ・音ズレがあったり少々音量が小さい部分もありますが、あくまでも参考動画であり上等の音質・画質は見込めないことをご了承願います。




第一楽章、冒頭の鐘の音を模した和音についての記載は前回のラフマニノフピアノ協奏曲第二番の冒頭を聴き比べしてみた その1の後半部分をご覧ください。


この動画の中ではこだわって入れたスルタノフが光っています。
彼は若くして病に倒れ、2005年6月に35歳という若さでこの世を去っています。
冒頭から聴衆を惹きつける演奏、“持っている人”だけから発せられるオーラがあります。

ワイセンベルク×カラヤンはCDとは別の演奏ということでここに入れましたが、レコーディング同様アクの強い指揮者カラヤンが主導、カラヤンとオーケストラの方がやや前面に出たような音になってしまっています。

ワッツは演奏年がハッキリしないのですが80年代半ば頃かと思われます。
ガヴリーロフとマツーエフの情熱ロシア大陸オーバーアクション対決、やり過ぎ感がたまらない人とお腹いっぱいの人に分かれるかな。
それも込みで楽しんでもらって、でも演奏にも耳を傾けてくださいね。

ルガンスキーが動画のトリなのは私の完全趣味でございます。
演奏を動画で見るとレコーディング音声とはまた違った迫力・ホールの熱気なども感じられたのではないでしょうか。



次回は第3楽章クライマックスの聴き比べです。
またお付き合いください。





ピロコの部屋


皆様ごきげんよう。お久しぶりね。あなたのピロコよ。
今回から始まったピロコの部屋、記念すべき第一回よ。
30kgも痩せたのにあれからあっという間にリバウンドしちゃったわ。
世界のピロコはそんなことは気にしないのよ。ピアノさえちゃんと弾ければね。
え、あの毛皮マンモス象のところの真央さんがこの曲で滑るんですって?
それはおめでとう。もちろんワタクシの弾いた演奏で演技なさるのよね?
・・・え、違う?使えない? んまぁ~失礼しちゃうわね!
今度あの毛皮マンモス象に会ったら「世界のピロコをスルーするだなんてあなたの耳贅肉に埋もれてるんじゃなくて?」って言っておきなさい。

それではここで世界のピロコのお手本プレーを聴いていただくわ。
しっかり耳の穴かっぽじって心してお聴きなさいよ。














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