2015-12-05

2015年 NHK杯 男子日記帳




これから2015年GPSNHK杯をそれぞれ増殖記事にしていきます。
ペア/アイスダンス 男子 女子 エキシビション

 タイムスケジュール│figure skating memo
 15-16シーズン NHK杯 日程・結果|スポーツナビ
 オンラインリザルト 
 15-16シーズン GPシリーズポイント表 男子 女子 ペア アイスダンス
 2015 NHK杯 国際フィギュアスケート競技大会
 2015NHK杯国際フィギュアスケート|NHK
 2015NHK杯国際フィギュアスケート|動画  

※ 動画はここに全部は貼り付けられないので選手名にリンクさせてあります。

男子


男子SP  リザルト プロトコル

第二グループ6分間練習

SP1位 羽生結弦(日本) 106.33  

悔しい思いをしたスケートカナダから一ヶ月、なんとこの短い期間で4回転を二回組み込む攻めの構成に変更してきました。
これは100点超えのヨカン・・・!
ソチ五輪シーズンでもまだ4Sに苦心していたのに、今ではSPに組み込んでステップから跳んで着氷後にイーグルをつけるというおかず盛り沢山。4T-3Tも鮮やかに決めて、この先は失敗する気配などまったくなかった。
後半のカウンターからの3Aもこれまで普通にやっていたから難なく跳んでしまう。
フィニッシュ直後の「どうだ!」と言わんばかりの阿修羅像のような表情にこれまでの悔しさをここで晴らしたぞという気迫が現れていました。
106.33。ソチ五輪で出した記録を自ら更新。
ボーヤンへの対抗意識を口にしていたけれど、以前のパトリック・チャンへの意識過剰ともまた違う。
記録以上に彼の大きさを感じた。それでも彼にとってはまだ通過点でしかないというのが末恐ろしい。この先どこまで行ってしまうのか。


SP2位 ボーヤン・ジン 金博洋(中国) 95.64
中国杯で成功させた4Lz、今回もSPでしかもコンビネーションで確実に決めてきました。
とにかく高い!!!ルッツの基礎点が高い上にコンビネーションだもの!!!4Tも入れてSPで4回転二回だもの!!!
記念すべき4Lz初認定のブランドン・ムロズは大技を決めてもその他はグダグダになったり、ルッツを得意とするリッポンが4Lzに挑んでもなかなかモノにできないといった壁をあっさり超えてしまった。
4Lzの成功率もかなり高いというからこれからが非常に楽しみです。

SP3位 無良崇人(日本) 88.29

SP4位 マキシム・コフトン(ロシア) 82.27

SP5位 ミハル・ブレジナ(チェコ) 81.64

SP9位 田中刑事(日本) 73.74


 Pl.  NameNationTSS
=
TES
+
PCS
+
SSTRPECHINDed.
-
StN.
1Yuzuru HANYUJPN106.3359.4446.899.399.189.509.399.430.00#12
2Boyang JINCHN95.6456.5039.147.827.577.937.897.930.00#6
3Takahito MURAJPN88.2947.3340.968.187.898.398.258.250.00#9
4Maxim KOVTUNRUS82.2742.8140.468.217.938.008.148.181.00#11
5Michal BREZINACZE81.6440.6041.048.218.048.188.298.320.00#10
6Konstantin MENSHOVRUS79.7943.0436.757.467.187.367.397.360.00#8
7Richard DORNBUSHUSA78.2040.0638.147.757.437.647.647.680.00#7
8Grant HOCHSTEINUSA74.3040.0234.286.896.466.966.937.040.00#2
9Keiji TANAKAJPN73.7438.0635.687.187.007.147.257.110.00#4
10Chafik BESSEGHIERFRA72.5138.2334.286.896.576.897.006.930.00#5
11Elladj BALDECAN69.4734.5734.906.896.797.046.937.250.00#3
12Brendan KERRYAUS61.2029.2431.966.466.256.296.506.460.00#1
スポーツナビ | 実況
順位選手名国名得点
1位羽生結弦jpn日本106.33
2位金博洋chn中国95.64
3位無良崇人jpn日本88.29
4位マキシム・コフトンrusロシア82.27
5位ミハル・ブレジナczeチェコ81.64
6位コンスタンティン・メンショフrusロシア79.79
7位リチャード・ドーンブッシュusa米国78.20
8位グラント・ホッホスタインusa米国74.30
9位田中刑事jpn日本73.74
10位シャフィック・ベセイエfraフランス72.51
11位エラッジ・バルデcanカナダ69.47
12位ブレンダン・ケリーausオーストラリア61.20







男子フリー  リザルト プロトコル 最終結果

第二グループ6分間練習

1位 羽生結弦(日本) 322.40
歴史は大きく変わりました。男子での夢の300点超えをさらにはるかに超えた前人未到の領域・322.40。
SPの106.33という点数で300点超えは期待してはいたけれど、まさかここまでの銀河点とは!!!
ほんの数年前までスタミナ不足で終盤にヘロヘロになっていたあの選手がここまで成長するとは!
彼自身を成長させたのはもちろん本人のたゆまぬ努力であるのは言うまでもなく、悔しさをバネにできる力と闘争心の炎を常に滾らせているところ。それが力みになって失敗することもあったけれど、それらの経験をしっかり力に還元できる能力が備わっているからこそ。
ひとつ前の世界記録が作られた瞬間を目の前で見せつけられた。ソチ五輪前の2013年エリックボンパール杯でパトリック・チャンが圧倒的な差を付けて295.27で優勝した。あの頃、パトリックは間違いなく絶対王者だった。ソチ五輪のほんの少し前。
そこで「自分はあの選手にはとてもかなわない」などと思ってしまったらそこで終り。そこまでの選手。

昨シーズンの思わぬアクシデントと怪我・入院。今シーズン、スケートカナダで復活したパトリックに負けた悔しさ、新星ボーヤン・ジンの活躍。燃料を投下されれば燃えずにはいられない。
昨シーズンの前に予定していたクワドの数を増やす計画もあの事故で変更を余儀なくされたけど、仮にあの事故や入院がなかったとしても一年前はまだ時期尚早のように思えた。
4Sの成功率と精度が上がったのがかなり大きい。課題だった最後のルッツが決まった瞬間のガッツポーズ!世界最高記録を確信した瞬間でもあり、SP・フリーと自分に課した挑戦をパーフェクトにクリアできた瞬間。何かが乗り移っていたかのような、他を圧倒する・寄せ付けない気迫。

和のプログラムで文句のつけようのない世界最高記録を更新したというのは日本男子の歴史を見てもとてつもない偉業。
『フィギュアスケートは欧米文化に基づいたスポーツである』といった点数には現れない見る側の潜在意識・固定観念・概念を劇的に一気に変えさせた。

ここで「彼のような選手を見ることができて幸せだ」ともう何回書いただろうか。
何度でもこれからも書くだろう。これからも何度でも痺れさせてください。
おめでとう。ありがとう。でもまだここで終わったりなんかしない。
羽生結弦の挑戦と進化はまだまだつづく。


2位 ボーヤン・ジン 金博洋(中国) 266.43
期待の新星ボーヤン。今は4回転で注目されているけれど、まだジュニアに毛が生えた少年の演技。他のエレメンツを磨いていってこれから洗練された演技を見せてほしい。

3位 無良崇人(日本) 242.21

4位 グラント・ホッホスタイン(アメリカ) 235.63

5位 田中刑事(日本) 234.90

  Pl.  NameNationTSS
=
TES
+
PCS
+
SSTRPECHINDed.
-
StN.
1Yuzuru HANYUJPN216.07118.8797.209.689.469.759.829.890.00#12
2Boyang JINCHN170.7994.2776.528.007.367.757.617.540.00#11
3Grant HOCHSTEINUSA161.3385.8175.527.437.187.797.507.860.00#5
4Keiji TANAKAJPN161.1685.3675.807.617.217.797.617.680.00#4
5Takahito MURAJPN153.9274.2679.668.187.758.048.007.860.00#10
6Konstantin MENSHOVRUS153.7979.5774.227.547.217.397.547.430.00#7
7Chafik BESSEGHIERFRA143.3173.2370.087.046.717.117.077.110.00#3
8Elladj BALDECAN141.6271.9270.706.866.897.147.217.251.00#2
9Michal BREZINACZE140.8563.8578.007.897.647.617.937.931.00#8
10Richard DORNBUSHUSA139.3066.6674.647.647.327.367.617.392.00#6
11Maxim KOVTUNRUS130.3653.7876.587.797.437.577.717.790.00#9
12Brendan KERRYAUS116.7856.7261.066.395.866.006.216.071.00#1
スポーツナビ | 実況
順位選手名国名得点
1位 羽生結弦jpn日本322.40
2位 金博洋chn中国266.43
3位 無良崇人jpn日本242.21
4位グラント・ホッホスタインusa米国235.63
5位田中刑事jpn日本234.90
6位コンスタンティン・メンショフrusロシア233.58
7位ミハル・ブレジナczeチェコ222.49
8位リチャード・ドーンブッシュusa米国217.50
9位シャフィック・ベセイエfraフランス215.82
10位マキシム・コフトンrusロシア212.63
11位エラッジ・バルデcanカナダ211.09
12位ブレンダン・ケリーausオーストラリア177.98

FPl.NameNationPointsSPFS
1Yuzuru HANYU
JPN
322.4011
2Boyang JIN
CHN
266.4322
3Takahito MURA
JPN
242.2135
4Grant HOCHSTEIN
USA
235.6383
5Keiji TANAKA
JPN
234.9094
6Konstantin MENSHOV
RUS
233.5866
7Michal BREZINA
CZE
222.4959
8Richard DORNBUSH
USA
217.50710
9Chafik BESSEGHIER
FRA
215.82107
10Maxim KOVTUN
RUS
212.63411
11Elladj BALDE
CAN
211.09118
12Brendan KERRY
AUS
177.981212


男子表彰式



今大会出場予定だったアメリカのジェイソン・ブラウンは直前になって故障で残念ながら出場を取り消しましたが、男子は全員がSPから4回転を入れてくるというハイレベル。
もちろん4回転だけが全てではないけれど、ようやく4回転を組み込んだとはいえまだまだ確実性には欠けるジェイソンにとっては本格的4回転時代突入という現状を受け入れてさらなる飛躍を期待したいものであります。
時代は「4回転を入れるのが当たり前」の時代から「何回入れてくるのか・何種類跳べるのか」という時代へ一気に突入。
いつまでも同じところに踏みとどまっていてはいないのが時代。
今、確実に時代は動いた。






0 件のコメント :
コメントを投稿

新しい記事 以前の記事
  
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...