
先生、もう何度も何度も違いますって言いましたよ?
根本的に間違っている「琴バウアー」なるもの
琴奨菊の琴バウアーってやつ、フィギュアスケート関連のニュースに引っかかるから嫌でも目に入ってくるのよ。
「動物が体反っても子供が体反っても「イナバウアー!」ってやってるんだからまぁそうカリカリすんなって。堅い事言わなくたって楽しけりゃそれでいいじゃん。」
って言う人もいるかとは思いますけど、ピッチャーが打者相手にストレート・カーブ・シンカー・フォークなど様々な球種を駆使して投げるのを「どれも同じ」って言われたら「ぜんぜん違うよ!」って反論するでしょ?
五郎丸ポーズがカンチョーになってる人見たらビミョーな気持ちになるでしょ?
琴奨菊の日本出身力士10年ぶりの優勝に伴う塩撒き時のルーティンに関するアレがあちこちで取り上げられるたびに長年の誤解がますます間違ったまま定着するのではないかという危機感を抱いていたのですが、上記のこの「琴バウアーか菊バウアーかアンケートで決めましょう」というふざけた発言は断じて看過できない!

「どっちでもいいよ、ガッハッハ」じゃねーよ!
「琴がいいか菊がいいか」って、問題はそこじゃねーよ!
卓造じゃねーよ!

「決定!」じゃねーよ!
勝手に終止符打ってんじゃねーよ!
卓造じゃねーよ!
あ、卓造だったwww
本来のイナバウアーをご覧ください
- Ina Bauer (element) - Wikipedia Republished // WIKI 2
- イナバウアー - Wikipedia
- Mirai Nagasu - Connecting elements
※ 一番上のイナバウアー画像クリックでGIF動画が見られます。
![]() | Spread eagle
スプレッドイーグルはつま先を180度に開き、インエッジまたはアウトエッジで横に滑る技です。(足を前後に配置するとイナバウアーになります)
|
イナバウアーで検索かけると7~8割は荒川さんです。
その他もほとんどがレイバックイナバウアー。
荒川さん以外の女子選手だとキム・ヨナ、サーシャ・コーエン、上記の画像の長洲未来、太田由希奈、ユリア・リプニツカヤ、レイチェル・フラットなど。
男子だと羽生結弦、ジェフリー・バトル、マイケル・クリスチャン・マルチネス、など柔軟でしなやかな動きが持ち味の選手が主になってきます。
イナバウアーを繋ぎで入れている選手は珍しくないので、より体を反ることが難易度が上がるだとか価値があるということではありません。
下の記事なんて荒川さんの名前がイナバウアーに変わってしまってるし。
ただ、当のご本人が
「(本当は反ることがイナバウアーではないけれど)技の名前が話題になっているので、覚えていただけるなら個人的にはうれしいこと」
と実に大人の対応をしてしまったことで、「これでよかったのだろうか、ますます世間に『上体を反らすことがイナバウアーだという誤解』を色濃く植え付ける結果になってしまうのではなかろうか」という危惧が・・・
イナ・バウアーさんご本人の滑りを見てみる
これはどうやら「白銀に踊る」(1961)のワンシーンのようです。
『イナ・バウアー本人が滑るイナバウアー』は0:53過ぎから。
回転が反対周りなんですね。ジャンプを跳ぶ時に腕を胸で締め付けるでもなくタノジャンプのように上げるでもない動作をしていますが、デニス・ビールマンもこのような跳び方をしていました。
レイバックスピンのポジションが美しい!
![白銀に踊る [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31TQE8S99QL._SL300_.jpg)
![白銀に躍る?[レンタル落ち] [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51zHtwVLUqL._SL300_.jpg)
![空から星が降ってくる [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31F8V9RHPVL._SL300_.jpg)
![空から星が降ってくる [レンタル落ち]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SyH9H8rwL._SL300_.jpg)
改めてイナバウアーとは
両足のトウ(つま先)を外側に大きく開いて横に滑る「スプレッドイーグル」の変形であり、足を前後に開き(片方のひざを曲げ、もう片方の足は後ろに引いて伸ばした姿勢)、つま先を180度開いて真横に滑る技です。
イナ・バウアーさんが開発したのでその名が冠されました。

フィギュアスケートで話題沸騰!
彼女の名を冠した演技“イナバウアー”はこちら(本人)でCHECK!
あはは(;・∀・)
荒川静香金メダル&イナバウアーブームに便乗してイナ・バウアー本人じゃないイナバウアーのシルエットを使ってるけど映画に出演してるのはイナ・バウアー本人です!ってか。
ややこしいわ!矛盾してるわ!
ノブナリが一言物申してくれました!
実はこの記事は四大陸選手権前にある程度まとめてあって、四大陸が終わったら出そうかと思っていたら荒川さんがあのような大人のコメントを出されたので、
「この記事出しちゃったらカリカリ怒ってるだけに思われて大人気ないかなぁ」
と考え直して、この記事を一度は封印しようと思ってました。
その考えを改めさせてくれたのが織田信成さんのこの発言!

これを全国放送の番組でもっと大々的にやってくれてもいいのよ?
「キーリートールゥ~」の番組なんてどうでしょう?上体をキリトルのではなく、足の部分をキリトルの。ノブナリがスタジオゲストで補足解説してくれればバッチリ!
強いて言えば「レイバックイナバウアー」だと言ってもらえればよかったかなっていうのと、ノブナリがイナバウアーやってる動画か画像を見せればもっとわかりやすかったかな。
ゆづも体反ってるから、比較でゆづを出すと「なーんだ、羽生くんも反ってるじゃん」になっちゃうんだよぉ。
誤解がさらなる誤解を招いた最悪の悲劇
追い打ちをかけるようにトンデモ記事が出てました
と、まとめかかったところでまたこんなトンチンカンな記事が出てたよ。
なんだよコレ。アサ芸みたいなレベルのクソ記事書いてんじゃねーよバーカ!
この中でも際立って酷すぎるのが
「羽生は“ユヅ様”、宇野を“しょーま様”と呼ぶファンがいるほどの人気ぶり。宇野の大きく足を開脚しリンクすれすれに反り返る技がイナバウアーに似ていることから、“宇野バウアー”と命名され、『氷上の新王子』との異名も」(前出のスポーツ紙記者)
ふ ざ け ん な ! (♯()ω()♯)
「宇野バウアー」?(# ゚Д゚)ハァ? どこの誰がどこでそんなこと言ってるんだ?聞いたことないぞ。これ書いたの本当にスポーツ誌記者?スポーツ取材する資格も権利も奪っちまえ!勝手に造語作って垂れ流ししてんじゃねーぞ(#゚Д゚)ゴルァ!!

上体じゃなくて足の形だって何度も何度も何度も言ってんだろうがああ!イーグルとイナバウアーは足の形が違うから別の技なの!こーのバカチンが!!
話にならんわ。ヘソで茶沸かすレベル。
イケメン評論家ってなんや?王子王子ってうるせぇよ。知らんがな。お呼びでないから二度と関わってくれるなヴォケ!
・・・すみません、つい言葉遣いがオゲフィンになって荒ぶってしまいました。
マスゴミって言葉はこれまで使わないようにしてたんですよ。ちゃんと報道してくれるメディアもあるわけだからひとくくりに出来ないってね。
スポーツ報道する側が「上体反ってる」ってだけでイーグルをイナバウアーと同じにしちゃさすがにいかんでしょ。世間に誤解を定着させる原因を作ってしまってるんだから。
こういうクソ取材やクソ報道するところは『マスゴミ』でいいよ。
当ブログのicenetwork記事が中断しているので
2014年にicenetworkでやっていた投票を元に、投票結果ではなくエントリーされた技についてこのような記事にして書いていたのですが、その9まで出したところでしばらく中断したままになっていました。
この記事はまだ公開していない【イナバウアー】【イーグル】カテゴリの下書きから一部引用しています。
イナバウアーとクリムキンイーグルに関しては他にもいろいろあるのですが、今回は最低限に抑えて書くのを我慢しました。
世界選手権が終わったら残り5つを仕上げて順次記事にして出していく予定です。
二年近くも経ってしまったので、以前出した部分で古くなったり補足が必要と思った部分も見直していこうかと思っていますので、またお付き合いよろしくお願いいたします。
もうすぐ大阪場所ですね
なんちゃらバウアー云々より相撲の内容で注目されろよって話
あっという間に大阪場所。
これまでクンロク大関の代表格だったのが急に綱取りとか。今場所で優勝がマグレかそうでないかの真価が問われるっちゅうわけやね。
あ、すみません、私ここしばらくはマトモに相撲見てないのであまり偉そうに言える立場じゃないですけど、デーモン閣下も北の富士さんも「こう言っちゃアレだけれど成績もずっとパッとしなかったし、(日本人力士で)優勝するなら稀勢の里かと思ってたしねぇ」とか結構言うこと言ってたしぃ。
新大関になったばかりの募金イベントで芦田愛菜ちゃんにすっかり人気取られて空気だったくせにっ!
優勝したのは立派なことだけど、琴奨菊本人がこれまでのクンロクっぷりを忘れたかのように調子ぶっこいて得意気に「琴バウアー!」ってやってるもんだから苛つくのよ。
日本出身力士の10年振り優勝が別の力士だったらその力士が注目されてただろうってこと。琴奨菊そのものが急に人気出たとか勘違いし過ぎないように。(すんませんクソミソで)
塩撒きの時の上体反らしは大関昇進以降からやり始めたもので、一連の動作で自分の中でリズムを作っていくのはいいことではありますが、私個人の感想としては大関クラスの力士がやることではないのではないかと思うのです。
そこが大相撲がただのスポーツではなく国技とされる所以ではないかと。品格って言葉じゃなくてその人そのものからにじみ出るものでしょ?
水戸泉の塩撒きも高見盛の肩を怒らせるやつも平幕だからパフォーマンスとして喜ばれるってもんで。
以前は確かに影が薄くてクンロクでも今優勝したのは事実だから。前から上体反らしのルーティンはやっていたのに優勝で急に注目されて騒がれすぎてこうなったっていうのもまぁわからんでもないです。
人生どこで逆転するかわからないから面白いのであって、でも「琴バウアー」なんて造語はこれからも一切断じて認めませんことよ。
胸反らせて深呼吸してるんだから「琴上体反らし」か「琴深呼吸」か「琴ラジオ体操」で落ち着くようにヨロシコ。
「なーんだ」って言われないように大阪場所奮起してください。
もう一個豆知識。
琴奨菊の優勝が「10年振りの日本出身力士」であって「日本人力士」でないのは、モンゴル出身でその後日本に帰化した旭天鵬の優勝があるから。
旭天鵬が「ひとみさん」と呼ばれていることを知った時、すぐに意味を察知できました。激似w
T乃花が年々w氏に似てきて辛い・・・どうしようってレベル。
遺伝子ってごまかせn・・・アワワ 個人的見解。
0 件のコメント :
コメントを投稿